学歴
特許関係の業務を希望される方は、大学での専門分野を必ず記載しましょう。特許関係業務においては、大学での専門分野を活用する機会が非常に多いので、担当者が一番気になる内容になります。また、大学での専門分野が語学関連(特に英語)である場合も、有効なアピールポイントになります。
職歴
特許関係の業務を希望される方は、通常の職歴記載方法以外にアピールする方法として以下のようなアピール方法があります。
例えば、知財や研究開発、工場の生産管理等、技術に関する実務経験がある方は、職歴に、具体的な経験分野を記載しましょう。例えば、液晶表示装置(液晶テレビなど)の経験がある方は、いつからいつまで、その分野に係る仕事をしていたのかを記載しましょう。また、特定の技術分野に偏るのであれば、具体的な職務内容(明細書作成、生産管理等)についても記載しましょう。
なお、多くの技術分野の経験がある方は、その技術分野や職務内容を、全て履歴書に記載することが難しい場合もあります。その場合は、職務経歴書に詳細な技術分野や職務内容を記載するようにし、必要以上に履歴書が読み難くならないように、記載し過ぎに注意しましょう。
免許資格
知的財産関連業務で活かせる免許や資格としては、TOEIC等の語学関連能力、弁理士や知的財産管理技能士等の国家資格があります。また、弁理士試験に合格していない場合であっても、短答式筆記試験や論文式筆記試験の合格歴がある場合は、それもアピールポイントになります。
趣味、配偶者の有無等
これらの項目は、特に注意すべき点はありません。事実をありのままに書けば良いと思います。
志望の動機
志望の動機をお持ちの方は、その動機が採用担当に伝わるよう、要点を分かり易く記載すれば良いと思います。しかし、明確な動機が無い方は、それらしい動機を考えておく必要があります。例えば、「知財立国の実現を目標に、官民が一体となって活動をしている等、将来的に知的財産の関連業務が日本の国際競争力工場の鍵となることは確実と考えております。そこで、このような現状から、知的財産の関連業務に興味を持ち、将来的に自分の能力を活かしていきたいと思い、御社を志望いたしました。」のような志望動機が考えられます。
なお、前職の給料が安かったので高給を狙って志望した、前職の業務が自分に合わなかったので志望した等の、前職に対する不満を理由にする志望理由は好ましくないと思います。採用担当が、前職同様に採用後に辞職してしまうのではないか、という不安を抱く可能性があるからです。
本人希望欄
希望業務内容や就業条件など、重要な希望があれば記載しましょう。但し、給与に関してどうしても伝えたい場合は、面接後や面接時に希望を述べたほうが良いと思います。遅くとも採用決定の際には向こうから提示されますので、その時点で希望を伝えれば間に合うからです。その上で、条件が合わなければ内定を辞退すれば良いと思います。
その他
他の項目に書ききれないアピールポイントや、希望条件がある場合は、この欄に記載しましょう。